投稿者アーカイブ

【関西ヴィジュアル系シーンを読む】第3回 KANSAI ROCK SUMMIT’17 EXPLOSION CIRCUIT

Pocket

KANSAI ROCK SUMMIT’17 EXPLOSION CIRCUIT

KANSAI ROCK SUMMIT’17 EXPLOSION CIRCUIT

コラム【関西ヴィジュアル系シーンを読む】の第3回は、前回までのバンド紹介から少し趣向を変えて、5月21日に開催された〈KANSAI ROCK SUMMIT’17 EXPLOSION CIRCUIT〉のレポートをお届けします。

続きを読む

【関西ヴィジュアル系シーンを読む】第2回 ザアザア

Pocket

ザアザア「○と×」

ザアザア
○と×
タイムリーレコード, 2017年
BUY: Amazon CD&DVD, タワーレコード, 楽天ブックス

先月からスタートしましたコラム、【関西ヴィジュアル系シーンを読む】。第2回目にとりあげたいバンドはザアザアです。ザアザアは、大阪を拠点に2014年12月から、一葵(Vo)、春(G)、零夜(B)、口弐(Dr)の4人で活動を開始。結成から間もないバンドですが、すでに4枚のミニアルバムと、フルアルバムを1枚リリースしており、また、結成からわずか1年でOSAKA MUSEでのワンマン公演もソールドアウトさせるなど、大躍進中のバンドです。

続きを読む

【関西ヴィジュアル系シーンを読む】第1回 FEST VAINQUEUR

Pocket

FEST VAINQUEUR「GLORIA~栄光のキズナ~」

FEST VAINQUEUR
GLORIA~栄光のキズナ~
PLUG RECORDS west, 2015年
BUY: Amazon CD, タワーレコード, 楽天ブックス

このたび、関西のヴィジュアル系(以下V系)シーンについてのコラムを連載することになりました小川あかねと申します。これまでも、当サイトki-ftにて、関西のV系シーンを考察するコラムはいくつか執筆しましたが、今月からは連載として、毎月、関西のV系バンドやシーンにまつわる事柄を取り上げたいと考えています。

続きを読む

2016年関西のヴィジュアル系シーンを紐解く | 〈KANSAI ROCK SUMMIT 2016〉でのTHE BLACK SWANとグリーヴァについて

Pocket

KANSAI ROCK SUMMIT 2016

KANSAI ROCK SUMMIT 2016

「ロクサミ」という略称でV系ファンの間で親しまれている、関西最大級のV系サーキットイベント〈KANSAI ROCK SUMMIT EXPLOSION CIRCUIT〉が、今年も5月15日に大阪で開催されました。心斎橋にある6つのライヴハウス (心斎橋Fanjtwice、CLAPPER、DROP、AtlantiQs、OSAKA MUSE、club JANUS)にて行われたこのイベントには、関西だけでなく、全国から56組の主にインディーズで活動するV系バンドが集結した、現在のV系インディーズシーンの有り様が広く見渡せるイベントです。

続きを読む

2016年 関西のヴィジュアル系シーンを紐解く | 凛 LAST LIVE〈the end of corruption world〉3月20日 at なんばHatch

Pocket

凛『the end of corruption world (MEMORIAL BEST BOX)』

凛-the end of corruption world-
the end of corruption world (MEMORIAL BEST BOX)
wyze iD factory Inc., 2016年
BUY: Amazon CD+DVD, タワーレコード, iTunesで見る

思えば、凛というバンド及び、凛の首謀者であるKISAKI(B)という人は、関西のヴィジュアル系(以下V系)シーンにおいて、さまざまな人やものを繋ぐ、橋渡しのような役割を担っていた。関西を拠点としたインディーズ・レーベルUNDER CODE PRODUCTIONを2003年から2013年まで主宰していたことから、関西とその他の地域のバンドマンを繋ぐ存在であったし、世代的にも、1990年代のX JAPANやLUNA SEAなどに代表される、いわゆるV系元祖の世代と、2000年代中期から登場した“ネオ・ヴィジュアル系”と呼ばれる世代の、ちょうど間の世代であるKISAKIは、そういうビッグな先輩たちと、ネオ・V系以降に登場した後輩たちを繋ぐ存在でもあった。そうして、レーベルオーナーとしても、ミュージシャンとしても、関西のV系シーンを10年以上背負ってきたKISAKIが、2010年に始動したバンドが凛だった。2013年にレーベルUNDER CODEを解体した時に、凛も一時活動休止をしたが、翌年メンバーチェンジを経てカムバック。紆余曲折のあったバンドではあるが、このたびついに、解散という形でその活動に幕をおろす。

続きを読む

【コラム】2016年 関西のヴィジュアル系シーンを紐解く

Pocket

【コラム】2016年  関西のヴィジュアル系シーンを紐解く

【コラム】2016年 関西のヴィジュアル系シーンを紐解く

2015年5月17日、大阪アメリカ村の7つのライヴハウスに、全国から総勢約60組のヴィジュアル系(以下V系)バンドが集結しました。〈KANSAI ROCK SUMMIT’15 EXPLOSION CIRCUIT VOL.2〉と銘打たれたこの大型イベントは、〈MINAMI WHEEL〉や〈見放題〉のような、いわゆるサーキットイベントのV系版と言えるもので、2014年にVOL.1が開催され、今年もVOL.3の開催が5月15日に決定しています。〈MINAMI WHEEL〉開催時ほどの、まるで大きな学園祭かのような賑わいはありませんが、一歩会場に足を踏み入れるとそこには、若者だけでなく、幅広い年齢層のオーディエンスに加え、外国人のお客さんまでもが集い、出演バンドを歓迎する、熱心なオーディエンスの姿がありました。

調べてみると、近年の関西V系界隈では、〈KANSAI ROCK SUMMIT EXPLOSION CIRCUIT〉の他にも、2008年から大阪城音楽堂や服部緑地野外音楽堂で行われていたフェス型イベント〈BANDS SHOCK REVOLUTION ~びじゅある祭~〉が、2015年には会場を舞洲スポーツアイランド 太陽の広場特設ステージに移して開催されていたり、2015年大晦日のカウントダウンイベントが、OSAKA MUSEをはじめ、西九条BRAND NEW、HOLIDAY OSAKA、心斎橋soma、KYOTO MUSEなど、いくつものライヴハウスで開催されるなど、イベント数も増え、その規模も大きくなっています。また、京都の放送局であるKBS京都とネットが連携した、V系とアイドルに特化したテレビ番組『mine Presents CYBER CIRCUS TV』の放送が始まったり、関西のV系バンドを集めたコンピレーション・アルバムも発売されていたりと、熱気を帯びる関西V系シーン。

そこで本稿では、現在の関西V系シーンの盛り上がりを3部構成で紐解いていきます。まず「Part1 関西ヴィジュアル系のルーツ」で、現在の盛り上がりに至るまでの関西のV系のルーツを、「Part2 関西ヴィジュアル系シーンの今」では、現在の関西V系シーンの中心バンドやレーベルについて紹介し、そして「Part3 関西ヴィジュアル系シーンのこれから」では、V系の枠にとどまらず活動するバンドを例に、V系の今後について考えてみたいと思います。

続きを読む

ページ: 1 2 3

【レビュー】新たな居場所を求めて | 花柄ランタン『またねっきり来ん、あの春の日よ。』

Pocket

花柄ランタン『またねっきり来ん、あの春の日よ。』

花柄ランタン
またねっきり来ん、あの春の日よ。
自主制作, 2015年
BUY: ライヴ会場など

セーラー服を着た女子高生が神社の鳥居の上に腰かけ町を見下ろしている絵。その町にはもくもくと雲が立ちこめていて、一見ファンタジックな世界に見えるが、よく見るとそれは雲ではなく工場の煙という、どこか二重構造を示唆するようなジャケット写真。そのパッケージを開封すると中にはA4サイズ一枚仕様の歌詞カードが入っており、それを取り出して驚いた。なんと裏面が住民票を模したものになっているのだ。そしてそこには“トワノ森町”と記されている。トワノ森町とはいったいなんなのか? この住民票にはどういう意図があるのだろう?

続きを読む

【ライヴレビュー】前へ進むために | Sadie Live Tour 2015 Never Ending Voyage

Pocket

Sadie『DECADE』

Sadie
DECADE
Majestic Records, 2015年
BUY: Amazon CD, タワーレコード

Sadie
Live Tour2015 Never Ending Voyage -We never say good bye-
2015/07/28 ZEPP NAMBA

この10年間で自分たちが生み出してきた曲たちは、聴く者にとってどういう存在になりえたか。楽しい時だけではなく、辛い時、悔しい時、その背中を押せていたのか、悲しい時、寂しい時に、寄り添える存在であったのか。そして、バンドの活動が止まった後も、自分たちの曲がファンとともに生きていけるのか。この日彼らは、そういうことを必死で確かめているみたいだった。

Sadieが活動を休止する。2005年に真緒(Vo)、剣(G)、美月(G)、亜季(B)、景(Dr)の5人で結成し、大阪を拠点に活動を続けてきたヴィジュアル系バンドSadieは、今年10周年のアニバーサリーイヤーを迎えた。そんな彼らが、9月21日ZEPP TOKYOでのライヴをもってバンドとしての歩みをとめるというのだ。このショッキングなニュースが発表されてから早3ヵ月。今夜ここZEPP NAMBAで彼らは、6月から開始したライヴ・ツアーのファイナル公演を行う。そしてそれは同時に、彼らのホームである大阪での活動休止前ラスト・ライヴでもある(ファンクラブ限定ライヴを除く)。Sadieにとって初めてのZEPPでのワンマン。満員とまではいかないが、フロアには多くのファンが詰めかけていた。

続きを読む

【レビュー】FEST VAINQUEUR「ペルソナ傷女」

Pocket

FEST VAINQUEUR「ペルソナ傷女」

FEST VAINQUEUR
ペルソナ傷女
PLUG RECORDS west, 2015年
BUY: Amazon CD&MP3, タワーレコード, iTunesで見る

ユニークなバンドである。関西発のヴィジュアル系(以下V系)バンドFEST VAINQUEUR(以下FV)は、見目麗しく、妖しい雰囲気もあって、クールで、という従来の王道V系スタイルに、おもしろさと親しみやすさをくっつけたようなバンドだ。

続きを読む

LUNA SEA 25th ANNIVERSARY LIVE TOUR〈THE LUNATIC -A Liberated Will-〉: at 大阪国際会議場メインホール

Pocket

LUNA SEA: A WILL

LUNA SEA
A WILL(初回限定盤A)(SHM-CD仕様)(Blu-ray Disc付)
ユニバーサルミュージック, 2013年
BUY: Amazon CD+DVD, タワーレコード, iTunes Music Store

2000年に“終幕”し、2010年に活動を再開させたLUNA SEAが昨年12月、ついに約13年ぶりのオリジナルアルバム『A WILL』を発表。この夏からは全国ホールツアーが始まった。しかも、これは最新アルバムのツアーというだけでなく、結成25周年の節目に14年振りに全国を細かくまわるという意味も多分に含まれた内容で、各地2days公演で『A WILL』の曲をしっかり表現しつつ、音楽的な技量の高さが発揮されるミドルチューンや、ライヴでのキラーチューンも披露し、2日間で曲目が全く違うというセットリストだった。なお、ツアーは来年3月まで続くので、ここでは特に印象的だった3曲について書く。

続きを読む

中田裕二『SONG COMPOSITE』SPECIAL: at 京都磔磔

Pocket

中田裕二: SONG COMPOSITE (通常盤)

2014年7月13日 at 京都磔磔
中田裕二『SONG COMPOSITE』SPECIAL

この男はやはりバンドマンである。バンドが生み出すグルーヴの真ん中で歌うことによって、ただならぬ色気を醸し出す男なのだ。

中田裕二(ex.椿屋四重奏)がソロとしては4作目となるアルバムを6月にリリースした。これが『SONG COMPOSITE』という自身初のカバーアルバムで、中森明菜、荒井由実、大橋純子、井上陽水、玉置浩二などの彼のルーツであり、愛してやまない日本の歌謡曲、J-POPを品よくカバーしている。

続きを読む