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【ライヴレビュー】ボロフェスタ2016 at KBSホール

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KBSホールで行われたボロフェスタ2016

KBSホールで行われたボロフェスタ2016

ボロフェスタ祝15周年! 2002年に京都の若者4人が手弁当で始めたローカルフェスが、今年もKBSホールで開催された。15年経って主催者4人もアラフォー、そのキャリアは四方に散った。飯田仁一郎はLimited Express (has gone?)を率いながら、音楽配信サイトOTOTOYもリアル脱出ゲームのSCRAPも運営、ミュージシャン・マインドでビジネスの世界もサーフライドしている。ゆーきゃんは京都を出て行って地元富山に帰ったが毎年ボロフェスタにはいる相変わらずの存在。二条のライヴハウスnano店長のMC土龍は京都音楽シーンのアニキ的存在に。そしてもう一人の加藤隆生(ロボピッチャー)はボロフェスタを離れてしまってしばらく経ち、すっかりSCRAPの代表・ゲームクリエイターとして時代の寵児となった。

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【インタビュー】花泥棒の稲本裕太に聞く最新作『Yesterday and more』とボロフェスタ

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花泥棒のフロントマン稲本裕太

花泥棒のフロントマン稲本裕太

京都出身、今は東京在住の花泥棒のフロントマン稲本裕太(Vo, G)。前回ki-ftで話を聞いたのは2014年8月。当時は前体制最後の作品『daydream ep』を発表、たった一人で上京し、まさにゼロからのスタートという時の取材となりバンド結成時から上京に至った心境を聞いた。そこからちょうど2年、バンド体制を確立させ制作しついに『Yesterday and more』を発表。本作についてはすでにレビューが上がっているのでそちらを参照していただきたい。今回はそんな新作の話はもちろん、現体制への考えや〈ボロフェスタ〉についてなど、8月の暑い中、新宿まで自転車をころがして来た稲本に大っぴらに話してもらった。(インタビュー:峯 大貴

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【レビュー】フレッシュ&ポップな熱量を感じるリスタート作 | 花泥棒『Yesterday and more』

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花泥棒『Yesterday and more』

花泥棒
Yesterday and more
Cotton Club, 2016年
BUY: Amazon CD, タワーレコード

京都のバンド、花泥棒。2014年にフロントマン稲本裕太(Vo,G)以外のメンバーが全員脱退、単身夢を追い求めこの東京砂漠に流れ着いたが早くも3年目。今日の京都シーンの充実を見ると上京ドリームなど偉大なる勘違いヤローなのかもしれない。事実東京上京後はまずメンバー探しから始まり、ようやくのことでイラミナタカヒロ(Ba/ex sukida dramas)がジョイン。下北沢THREEでの主催イベント〈DOWN TOWN〉を始め、定期的にライヴを出来る環境を整ったのは比較的最近だろう。本作はようやく届いた東京移住後初音源となる5曲入りのEP。ここには「渚」に代表されるような京都時代のJ-POPな甘酸っぱさも、上京後の模索期間に一時期顕著になっていたファズがかった荒々しいローファイな面もマイルドにブレンドされた、東京でついに一旗あげる準備の整った花泥棒がここにいる!

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【ライヴレビュー】祝春一番2016

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祝春一番2016

祝春一番2016

年明けと同時に起こった音楽界におけるレジェンドの訃報とゴシップのパンデミックは我々の情報処理能力をパンクさせ、季節の移ろいの体感を止める最も有効な方法として機能した。我々SNS情報過多世代に対する2016年からの挑戦には、現在5月にしてすでにうんざりしつつあるが、なんとか夏を受け入れられる体制が出来たか。ご褒美とばかりにひたすら快楽的なフェス・イベント関連情報が溢れてきて、ようやく浮足が立てるようになったここ数週間でございます。拡大しすぎたフェス文化をまとめるサイトも最近数多く登場し、フェス飯・フェス泊・フェスグッズと新たなフェスの楽しみ方を考察している拡大具合もまた面白い。

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【コラム】Reiの生み出す“ネオ・ブルース”の衝撃

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Rei『UNO』

Rei
UNO
SPACE SHOWER MUSIC, 2015年
BUY: Amazon CD, タワーレコード

昨年、本サイトki-ftでのベストアルバム企画にて「新世代ソロミュージシャンによる時代の幕開け」と自分の項を銘打ったが(ki-ftレビュアーが選んだ2015年ベストディスク)、藤岡さくらやNakamuraEmi、中島孝とソロミュージシャンの台頭が今年も引き続き著しい。特にローホーの全国デビューの衝撃は先日ここに書いたレビューの通りだ(【レビュー】大阪文化の伝統を現代にリバイスさせるミクスチャー・ヒップホップ | ローホー『Garage Pops』)。

そんな新世代が続々登場する中で一昨年全国デビューを果たしたReiという存在は不思議である。若干23歳でありながらすでに新世代の空気はなく、まるで10数年前からお馴染みの存在のような、一枚看板の安定感とオーラがある。

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【レビュー】大阪文化の伝統を現代にリバイスさせるミクスチャー・ヒップホップ | ローホー『Garage Pops』

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ローホー『Garage Pops』

ローホー
Garage Pops
P-VINE RECORDS, 2016年
BUY: Amazon CD&MP3, タワーレコード, iTunesで見る

昨年2015年末の本サイト、ベストアルバム企画でも私が筆頭としてあげていた大阪のラッパー、ローホーの『Garage Pops』がついに全国発売となる。これまでは心斎橋アメリカ村を中心に本人とゆかりのある店数軒、ライヴ会場でしか入手できなかったが、これでどこでも入手が可能だ。とはいっても単なる再発ではなく、Skitトラック含め4曲の追加、既存曲もいくつか録り直しを行い、ジャケットも異なる“白盤”として再構築、全国に打って出る気合いを入れなおしている(これまでの自主制作盤は“黒盤”)。

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【総力特集】Especia第2章へ…。第1章総括の全作品レビュー

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2016年1月17日。新木場STUDIO COASTで行われた5人組大阪堀江系ガールズ・グループEspeciaのフルバンド編成ツアーファイナルワンマン。昨年メジャーデビューを果たし、全国ロングランツアーも開催。飛躍的な活動を見せた2015年の集大成を見ることが出来る場であるとぺシスト・ぺシスタ(ファンの総称)は誰もがそう思い、キャリア最大級の会場、新木場へかけつけた。そんな中アンコールで発表された重大事項とは3月以降の活動拠点を大阪から東京に移すこと、伴って三ノ宮ちか・三瀬ちひろ・脇田もなりの卒業であった。その後披露された最も盛り上がるはずの「We are Especia~泣きながらダンシング~」にも会場は衝撃に打ちひしがれるのみ。こんなに終演後の空気が悪いライヴは初めてで、まるでSMAPに便乗した悪い冗談かと実感の沸かぬまま幕を閉じた。

卒業発表後の1か月間はメジャー初のフルアルバム『CARTA』のレコ発インストアイベントやNegiccoとのユニットNegipeciaでのライヴなどで再び全国を回り、残り少ない5人での活動を駆け抜けた。

そして2月28日恵比寿ガーデンホールで1日2回に分けて行われた東京での最終公演“Hotel Estrella -Check out-”。驚くべきは1部と2部で同じ曲はなく、これまで発表してきた全てである45曲を、MCを挟むことなくノンストップDJスタイルで披露したことだ(※企画シングル「Our SP!CE」とNegipeciaの楽曲を除く)。2時間超給水も取らずただひたすら限られた時間内で全ての曲を披露し切る。その中でも残る冨永悠香と森絵莉加は先を見据えながらも離れる3人を明るく送り出そうと振る舞う。離れる三ノ宮ちかと三瀬ちひろは過度に卒業を思わせることもなくいつも通りのパフォーマンスをこなす。そしてもう一人の卒業メンバー脇田もなりはグループを離れるさみしさと悔しさが身に染み、この先の不安と迷いも顔に滲ませながら複雑そうに最後の花を咲かせていた。

今回の3人の卒業、残る2人の上京、アルバム『CARTA』発売で、第1章が完結と銘打っている。今後の活動はわからないが、今一度このタイミングでこれまでを振り返っておきたい。南堀江という大阪の小さな区域で2012年に産声をあげ、3年9か月を駆け抜けてきたEspecia。結成時はすでにアイドルブームも円熟期、日本のポップス全体としても長らくソウル・ディーバ不在が続く中、立派に補完していた存在として。またシティポップ・A.O.Rなどの80’sサウンドの再評価・再構築のトレンドの中、アイドル界からその潮流を体現していた存在として。後世まで語り続けなければいけないという使命感でもって、ここに第1章全ての音源作品を振り返るテキストを残したいと思う。(峯大貴)

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【コラム】フル編成の吉田ヨウヘイgroupが来阪!京都のSSW中村佳穂と梅田Noon+Cafeで共演

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吉田ヨウヘイgroup

吉田ヨウヘイgroup

関西のイベントsustainal企画。今年〈RO69JACK〉3次選考にコマを進めた京都The Stone That Burnsや、昨年結成10周年を迎え京都で孤高の地位を築いている大所帯バンドLlamaなどもこれまでに出演しているが、今回は東京から吉田ヨウヘイgroupを招聘しての開催だ。

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【レビュー】現場から生まれたフォークオリエンテッドな“うた” | 中川敬『にじむ残響、バザールの夢』

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中川敬『にじむ残響、バザールの夢』

中川敬
にじむ残響、バザールの夢
ブレスト音楽出版, 2015年
BUY: Amazon CD, タワーレコード

寄る年波に抗いはせずとも、若い世代に負けてられるかと、信念曲げずいつまでも番長気質な中川敬の姿がここにある。ソウル・フラワー・ユニオンのフロントマンによる3年ぶりのソロアルバム。前作『銀河のほとり、路上の花』からの彼の動きは前身ニューエスト・モデルからの全キャリアを含めても最も精力的といえるだろう。本体のユニオンは昨年アルバム『アンダーグラウンド・レイルロード』をリリースし、3か月に1回は東名阪宮ツアーを欠かさない。またソウル・フラワー・モノノケ・サミットでも年始と盆時期のツアーは恒例で長らくデフォルトサイクルとなっていた。しかし2012年以降、その合間を縫って盟友リクオとの「うたのありかツアー」、そしてさらにその合間を縫ってソロ弾き語りツアーを行うという一年中全国行脚の見事な“旅芸人”っぷりを発揮しているのである。

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【レビュー】とんねるず全盛期の輝きが詰まっている | 野猿『撤収』

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野猿『撤収』

野猿
撤収
avex trax, 2001年
BUY: Amazon CD&MP3, タワーレコード, iTunesで見る

京都講座東京特派員(ややこしい)の峯です! 9月27日(日)の〈音楽ライター講座 in 京都〉は音楽歴史街道編“2001年”をテーマとして開催されました。ストロークス、ホワイトストライプス、映画『オー・ブラザー!』O.S.T、レイ・ハラカミ、菊地成孔、宇川直宏……というキーパーソンを軸に講義が進んでいきました。しかし何といってもこの日は講座生としてひょっこり参加していた「日本の電子音楽」の著者・川崎弘二さんに、冒頭から急遽ご登壇いただいたことに尽きるでしょう。電子音楽の歴史からコーネリアス、レディオヘッド、シガーロスまで、そのお話は多岐に渡りました。岡村さんや講座生からの質問にもロジカル・簡潔明解にお答えいただき、本当に有意義な時間&京都講座史上最も岡村さんが手に汗握る回となりました。ご登壇の模様は後日ki-ftに記事としてアップされる予定ですのでお楽しみに!

そして講座生もそれぞれの“2001年作品”をレビューして持ち寄りました。その中から野猿のレビューをお送りいたします。

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【レビュー】ムジカジャポニカでナニワのおてんば娘が放つグッドタイムミュージック達 | 前川サチコとグッドルッキングガイ『ラストステージ』

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前川サチコとグッドルッキングガイ『ラストステージ』

前川サチコとグッドルッキングガイ
ラストステージ
SNEEKER BLUES RECORDS, 2015年
BUY: Amazon CD&MP3, タワーレコード, iTunesで見る

大阪キタの中心地、梅田と天満の間、扇町公園の隣に静かに位置するライヴハウス・ムジカジャポニカ。カレーが名物なカフェバー形式のこぢんまりとしたハコではあるものの、フォーク・ブルースなどオーガニックなグッドタイムミュージックを鳴らずミュージシャン中心に構成された番組が魅力で、数少なくなった“大阪らしい”場所と言える。店主伊藤せい子はバンド夕凪でも長らく活動しており、毎年9月には服部緑地野外音楽堂でフェス〈RAINBOW HILL〉を開催するなどこの界隈の良心となっている点も大阪らしさの由縁だ。

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【レビュー】人との縁で歩んだ、ここ2年の航路を辿る作品 | 金 佑龍『ling lom』

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金 佑龍『ling lom』

金 佑龍
ling lom
apple of my eye, 2015年
BUY: Amazon CD, タワーレコード

筆者がスタッフをしていた今年の祝春一番。出番を前にフラフラでお茶を注ぎに来る彼。「出番前はお酒やないんですね」と聞いたら「昨日もライヴで、飲みすぎてまいましてん。」と腰低く、顔色悪く、にっか~と笑う彼。何とも人懐っこく、愛らしく、人との関わりと縁の中で生きているという感じがする。

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【レビュー】クリエイター集団が生んだ今の京都を体現するポップアルバム | 渚のベートーベンズ『フルーツパーラーミュージック』

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渚のベートーベンズ『フルーツパーラーミュージック』

渚のベートーベンズ
フルーツパーラーミュージック
思い出レコード, 2015年
BUY: Amazon CD&MP3, タワーレコード, iTunesで見る

まるで町屋を改築したコワーキングスペースやシェアハウスに集うクリエイター達のようにそれぞれの特色を希釈も折衷もさせずに同居させているかのようだ。小さい街、少ない人数で入れ替わり立ち替わりにエイジレス、ジャンルレスな無法地帯的なコラボが繰り返されることで、びっくりするような音楽が生まれ続けているのが2010年代に入っての京都の印象である。

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【レビュー】永遠に踊るための準備はいいかい? | 夜の本気ダンス「By My Side」

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関西を中心に定期開催されているLIVE&DJイベントで、〈見放題〉〈MINAMI WHEEL〉と共に近年の関西ロックキッズ達の登竜門的存在となっている「onion night!」で、2013年に初めて見た時、なんじゃこのバンド名は? と思ったが、そこから早2年。全国各地のロックフェスに引っ張りだことなった今、もはや“ザ・ベスト・オブ名は体を表す”としか思えなくなった夜ダン。神戸から出てきたキュウソネコカミ、大阪は堺から出てきたKANA-BOONに続く、京都からの“第三の男たち”として関西ギターロックシーンを牽引する存在となっている。

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【ライヴレビュー】祝春一番2015

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服部緑地野外音楽堂で開催された祝春一番2015

服部緑地野外音楽堂で開催された祝春一番2015

5月3日、朝9時半ごろ、服部緑地野外音楽堂。1971年の初回から数え通算30回目の〈春一番〉が11時より開演されるに先立ち、観客列をなす。先頭付近からは「79年のハルイチが終わる時な、フータ言うててんけど……」とお客さんと共に歩んできたこのイベントの歴史が伺えるような会話もちらほら。お手製の手書きボードで撮影禁止や最後尾の案内をする有志スタッフの声も聞こえる。主催者福岡風太がぽつと言った今回のテーマは「原点」。時代の潮流を気に掛けることはなく彼が“ホンモノの音楽”と認めたものだけを届ける、一本筋の通った野外コンサートであるが、今年は長い歴史だからこそ培われてきた、演者・お客さん・スタッフそして音楽の“縁”を強く感じた。

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