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【コラム】西寺郷太著書ワークスでみる〜現代のポップに繋がる80年代ポップ〜

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西寺郷太『新しいマイケル・ジャクソンの教科書』

西寺郷太
新しいマイケル・ジャクソンの教科書
新潮文庫, 2009年
BUY: Amazon, タワーレコード

2016年のUSポップシーンを振り返った時、ブルーノ・マーズやザ・ウィークエンドなどマイケル・ジャクソンに対するリスペクトの大きさが上げられると思う。それらを紐解くに当たってノーナ・リーヴス西寺郷太氏による関連著作は大きなヒントを与えてくれる。

西寺郷太氏がこれまで書き下ろしてきた6冊の著書では、一貫して1985年から86年の間にポップ・ミュージックの受け入れられ方がどのように変化していったかを、マイケル・ジャクソンやプリンスなどそれぞれのミュージシャンを題材に、パーソナルな特徴に注目して書いてきた。それにより80年代のポップシーンを多角的に検証し、現代と当時の空気感をも内包する形で浮き彫りにしている。これらの著作を読み進めていくに連れ、1986年生まれの私が何となく抱いていた、ウィー・アー・ザ・ワールドやマイケル・ジャクソンと言った80年代ポップに対する偏見は崩れていき、現代のポップ・ミュージックへの繋がりの中で捉え直させてくれた。

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【コラム】5つのキーワードでケンドリック・ラマー『To Pimp A Butterfly』を紐解いてみた。

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Kendrick Lamar『To Pimp A Butterfly』

Kendrick Lamar
To Pimp A Butterfly
ユニバーサル・ミュージック, 2015年
BUY: Amazon CD&MP3, タワーレコード, iTunesで見る

1) フッド

黒人初の大統領バラク・オバマ。彼は2015年のベスト・ソングに『To Pimp A Butterfly』の「How Much A Dollar Cost」を選んだ。しかし、彼は本作の「Hood Politics」で黒人スラングを真似るとして揶揄されている。それはハワイ育ちであるオバマ大統領はブラザーではないからなのだ。それは彼の前作『Good Kid M.A.A.D City』や映画『ボーイズン・ザ・フッド』が分かりやすい。これらから分かることは、アフリカン・アメリカンにとってニガーとは色ではなく文化的アイデンティティであることが表れているのではないか。そんな楽曲を含む3作目の本作で、ケンドリック・ラマーは個人史をアフリカン・アメリカンの歴史と重ね合わせ、フッドの持つ問題点をまず黒人から変えるにはどうすべきかと説いた。

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【コラム】もしも、tofubeatsが乃木坂46をプロデュースしたら。

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【コラム】もしも、tofubeatsが乃木坂46をプロデュースしたら。

【コラム】もしも、tofubeatsが乃木坂46をプロデュースしたら。

読者の方へ……

これは全て私の頭の中で起こった出来事であり、実際の事実とは異なりますこと、ご報告させて頂きます。

私はここ2ヶ月ほど風邪が治らず、休みの日は家で寝るばかりの生活。本や映画もろくに見ることなく寝てばかりの生活。そんな中で私の見つけた楽しみが、ありえないだろうけど、実現したら楽しそうだなというコラボを考えるというもの。

今回は、乃木坂46をtofubeatsがプロデュースしたらどうなるかを考えてみました。きっかけは単純なもので、欅坂46結成のニュースを見たときに、神戸だと北野坂だなという漠然としたモノから、もしも神戸のトラックメイカーtofubeatsが乃木坂46をプロデュースしたら「北野坂」という曲ができるんじゃないかと思い、彼がEP一枚をプロデュースしたらどんなトラックリストになるのかと考えていく内に、誰かに伝えたくなってしまい、気がつくと原稿を書いていました。

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【レビュー】シカゴが持つソウルミュージックの歴史を体現した一枚 | Donnie Trumpet & The Social Experiment『Surf』

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あのカニエ・ウエストもフェイバリットに上げ、シカゴ・ヒップホップ・シーンを越えて人気を集めているチャンス・ザ・ラッパーことチャンセラー・ベネット。そんな彼が地元シカゴの仲間と組んだ5人組バンドThe Social Experimentの1stアルバムは、シカゴで受け継がれてきたソウルミュージックの歴史を詰め込んだ作品だ。

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【コラム】シカゴ・ヒップホップ・シーンを考える

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【コラム】シカゴ・ヒップホップ・シーンを考える

【コラム】シカゴ・ヒップホップ・シーンを考える

南部から北部へ~グレート・マイグレーションがもたらしたモノ~

私はいま神戸のCDショップでスタッフとして働いており、何か面白い音源はないだろうかと探すのが日課となっている。その中でシカゴがシラクと呼ばれていることを発見した。シラクとは、毎日誰かが銃による犯罪で命を落としている同地を戦争中のイラクと変わらぬほど危険な街という意味でシカゴ+イラク=シラクということだ。そんなシカゴの状況を変えたいという思いは、シカゴの黒人居住区チャタムで育った一人のラッパーも同じだったようだ。彼の名は、チャンセラー・ベネット。チャンス・ザ・ラッパーとしてヒップホップ・シーンに留まらずマドンナやスクリレックスとコラボするなど、いま1stアルバムが待たれている大注目の新人だ。彼は父親が始めたソーシャル・メディア・キャンペーン“Memorial Day Weekend”という通称“#savechicago”と呼ばれる木曜日から土曜日の夜までの42時間銃による犯罪をゼロにするという活動に力を貸した。それが称えられ2014年11月9日、シカゴ市長ラーム・エマニュエルからその年のイリノイ州で最も社会貢献を果たした若者に贈られる「Outstanding Youth Of The Year」を受賞した。このニュースは音楽の持つ力と文化を考えさせるきっかけを作ってくれた。そこから私はシカゴの街とこの街が育んできた音楽の関係を黒人文化の歴史という視点から紐解いてみたくなった。なので『シカゴ・ヒップホップ・シーンを考える』と題したこの連載コラムを使い、仕事の合間をぬって日々調べているヒップホップの特にシカゴについての発表の場としたい。その第一段階として、まず南部で生まれたルーツ・ミュージック(ブルースはミシシッピ、ジャズはニュー・オリンズ、カントリーはアパラチア山地)が、どのように北部へ伝わっていったのか。特にシカゴへどう伝わったのかを紐解いてみたい。

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【ライヴレビュー】ベンジャミン・ブッカー〈Hostess Club〉大阪梅田Shangri-La

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Benjamin Booker『1st Album』

Benjamin Booker
1st Album
Hostess, 2014年
BUY: Amazon CD, タワーレコード, iTunesで見る

いま『音楽ライター講座in京都』では、それぞれが都市と音楽の関係を考察している。私のテーマは「シカゴの現行ヒップホップシーン」を黒人の歴史の流れの中で見ること。そんな私にとって本稿で紹介するベンジャミン・ブッカーは黒人の歴史という観点から見ると少し異質な存在と言えるかも知れない。

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【ライヴレビュー】Sugar’s Campaign単独公演〈ネトカノリリパ〉at 大阪Grand Cafe

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ライブ終わり後のSugar's Campaignの2人

ライブ後のSugar’s Campaignの2人
2014年11月3日 at 大阪Grand Cafe
Sugar’s Campaign単独公演〈ネトカノリリパ〉
Opening Act :水曜日のカンパネラ

本日の会場は、心斎橋にあるGrand Cafeだ。ドリンクチケットと共に手渡されたバースデイカード。そこには、本日の主役であるSugar’s Campaignのイラストと、メジャーデビューの文字。粋なオモテナシに思わずほくそ笑んだ。そして、誕生日に疎くなってからどれ位経つだろうかと思いを巡らした。忙しなくい日々を過ごすことが如何に味気ないモノであるかと思い、誕生日を素直に受け入れていた童心の頃に返った。そう言えば『ネトカノ』を買った時もそうだ。手紙とボールペンが一緒に同封されており、思わず久々に手紙を書いた。

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【ライヴレビュー】tofubeats 『First Album』Release Party: at 心斎橋SUNHALL

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大阪心斎橋SUNHALL

2014年10月19日 at 大阪心斎橋SUNHALL
tofubeats 『First Album』Release Party

24歳、市外局番078神戸在住トラックメイカーtofubeats。彼が注目を集めたのは今から4年前、オノマトペ大臣と遊びで始めたラジオのために作った「Big Shout It Out」がiTunes Music Storeのダンスチャートで1位を記録したこと。2012年にはオノマトペ大臣と神戸は元町のカラオケボックスで作った「水星」がiTunes総合チャートで1位を記録したことが契機となった。その後の森高千里や藤井隆とのコラボは皆さんのご周知の通りだ。

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【ライヴレビュー】京都音楽博覧会2014

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京都音楽博覧会 in 梅小路公園 2014 入り口

京都音楽博覧会 in 梅小路公園 2014 入り口

自分としては、初めて訪れた”おんぱく”。普段の梅小路公園のほのぼのとした雰囲気とは違い、人で溢れかえるフェスらしい独特の雰囲気。ここではフェスの主旨である新たなアーティストとの出会いを体現していた3組を振り返る。

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【インタビュー】Circa Waves

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ビートルズ、フランキー・ゴーズ・トゥー・ハリウッド、ラスカルズ、コーラルなど始め多くのロックンロール・バンドを輩出してきた街リバプール。音楽文化が根づき歴史と伝統が息づいてきた。2000年以降は、ブロック・パーティーのケレ・オケレケなどがこの街で育った。しかし、近年は決して勢いがあったとは言い難かった。そんな街からUK全土を巻き込むブライテスト・ホープが現れた。その名は、Circa Waves(サーカ・ウェーヴス)。フロントマンであるKeiran Shuddall(キエラン・シュッダル)がSoundCloudにアップした「Young Chasers」がラジオでプレイされたことがきっかけとなり、NMEなどでも特集が組まれるなど瞬く間に注目新人として話題を集めた。今回のインタビューは、〈サマーソニック2014〉で来日した際、大阪公演の前日に大阪は心斎橋で行った。(取材・文 / 杉山 慧

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【ライヴレビュー】SUMMER SONIC 2014 大阪 Day1

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CircaWaves: サーカ・ウェーヴス EP

Circa Waves
サーカ・ウェーヴス EP
Hostess Entertainment, 2014年
BUY: Amazon CD & MP3, タワーレコード, iTunesで見る

SUMMER SONIC 2014〉大阪の1日目に行ってきた。あいにくの雨模様であったのは確かだが、雨にそんなに当たることなく、おかげで涼しく快適な印象が残った1日だった。サーカ・ウェーヴスから始まり、ロバート・グラスパー・エクスペリメント、Banks、メトロノミー、tofubeats、カサビアンとシッカリ見たのはこの5組だった。ここではその中から予想以上のライヴを見せてくれた3つのアーティストをピックアップしてレポートしようと思う。

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【ライヴレビュー】No Kobe Vol.2: at 神戸KOMAYA: Fake Dub Band ft MC Kuuki

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No Kobe Vol.2: at 神戸KOMAYA

〈No Kobe Vol.2〉 2014年8月23日 at 神戸KOMAYA
Act: Fake Dub Band ft MC Kuuki, O’summer Vacation, フジタコウヘイ, Bumberboom +3

中古レコード屋が徒歩圏内に多数ある神戸のJR元町駅前。その中にRock’n Roll Aidなるレコード屋がある。膨大な音楽知識を持つ魚住店主と話すために常連客が後を絶たない。今回取り上げた〈No Kobe〉は、ここの常連であった子守翔平氏に、店主が話を持ちかけて実現した企画。第2回目も前回と同じく、JR神戸駅にある喫茶店Komayaで行われた。神戸の街に住んでいるお店の常連たちが集まるその光景は、音楽を介した地域の繋がりを体現したアットホームなイベントだ。出演者は、主催者・子守翔平氏のノイズバンドBumberboom +3、大人の哀愁が滲み出るメロディーと歌声のフジタコウヘイによる弾き語り。ベース一本でグッドメロディーとノイズを行き来するO’summer Vacation。そして、Fake Dub Bandの4組。これは単なる近所のパーティーでは終わらないと思い、ここで取り上げた。

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ジャングル: Jungle

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ジャングル: Jungle

Jungle
Jungle
XL Recordings/ホステス, 2014年
BUY: Amazon CD, iTunes Music Store

XL Recordingsが契約したロンドンのユニット、ジャングルの1stアルバム。ビージーズを思わせる甲高いコーラスワーク、マーヴィン・ゲイ生前最後の作品『ミッドナイト・ラブ』に通じる音の重ね方は、70~80年代のディスコ〜ソウルを連想させる。そのディスコサウンドだけでも、本作は十二分に魅力的な作品だ。

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BADBADNOTGOOD Japan Tour 大阪: at 東心斎橋CONPASS: バッドバッドノットグッド

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BADBADNOTGOOD: III

2014年6月25日
BADBADNOTGOOD Japan Tour
at 東心斎橋CONPASS
BADBADNOTGOOD
BUY: Amazon CD, iTunes

「Osaka! Are you Ready!!」
「Yeah!!」
「Osaka!! Are you F**k’n Ready!!!!!」
「Yeah!!!!!」
「1! 2! 3! 4!」
のカウントで鳴らされるカオティックなサウンドと共に、前方ではモッシュが、そして発狂にも似た歓声が会場に木霊する。

大阪は東心斎橋CONPASSで行われたトロントの3人組バッドバッドノットグッドの初来日公演の一コマだ。アレックス・ソウィンスキー(Dr)、マット・タヴァレス(Key)、チェスター・ハンセン(B)の3人からなるマッドでオッドでホットな新世代ジャズ・トリオだ。温故知新系レーベルとして注目を集めているInnovative Leisureが契約しただけあり、彼らもジャズがベースにありつつも、ヒップホップを通過した尖ったサウンドで注目を集めている。この日の枠に収まらない衝動に満ちたパフォーマンスは、そんなレーベルカラーを体現していたように思う。

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コールドプレイ: ゴースト・ストーリーズ

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コールドプレイ: ゴースト・ストーリーズ

Coldplay
Ghost Stories
Parlophone/ワーナーミュージック・ジャパン, 2014年
BUY: Amazon CD & MP3, iTunes

「Always In My Head」で弾かれているギターのアルペジオや「Ink」でのアコースティックギターの使い方、「O」で魅せる寂しげなピアノの旋律など、彼ららしい音の断片が至る所に顔を覗かせる。しかし、ここで鳴らされているサウンドは、前2作までの彼らとは似て非なるものだ。その根幹となっているのがドラムだ。本作では時に電子ドラムを用い、ミニマルなものへ変化している。彼らは意識的にダイナミズムを削りつつも、「Magic」など全体の音のバランスとして、これまでに無い程ドラムを強調することで、メリハリのあるサウンドを獲得した。それは、本作のプロデューサーであるポール・エプワースが手がけてきた音像を想起させる。その脳裏に焼きつく乾いたペタペタと鳴るドラムを軸に、ギターやシンセで彩りを加えていく。その様は夜空に浮かび上がる星のようである。

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