【コラム】〈京音 -KYOTO- Vol.01〉 Homecomings, DENIMS, she said, Seuss

京音 -KYOTO-
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homecomings
〈京音(きょうと) -KYOTO- Vol.01〉に出演するhomecomings

京都に限らず学生は金が無いが、暇は余りある。限りあるお金で多くのライヴに行きたい。一方、バンドマンは金も無ければバイトで暇も無い。限りある時間だから有意義なイベントに出たい。そんな双方の希望をマッチさせる格好のライヴ・イベントが立ち上がったので紹介する。

その名もずばり〈京音 -KYOTO-〉。このイベントは事前申し込み制で入場無料、ドリンク代500円のみ! 記念すべき第1回は2015年4月22日(水)に京都METROで開催される。気になる出演者は、今や全国区の存在となったガール・ヴォーカルの和製ジャングリー・ポップHomecomingsを始め、大阪が誇る最高のパーティー・バンドDENIMS、京都のトゥイー・ガール・ポップshe said、どこか懐かしくとろけるような京都のサイケデリアSeussと期待の若手が名を連ねている。

なぜこんな魅力的な面子でフリーなのか? 怪訝に思う向きもあるだろう。しかし、そこは安心、TSUTAYAとエフエム京都α-STATIONが協力し、京都のライヴハウス、KYOTO MUSE、Live House nano、METROが会場を提供。おまけにNabowa、長谷川健一らが所属するbud musicと、New House、Turntable Filmsらが所属するSecond Royal Recordsとの共同企画なのだから。

この話にはさらに続きがある。出演者の公募、TSUTAYA店頭での展開、将来的には音源リリースと、イベントに合わせて今後様々な企画が実施されていくらしい。つまり京都から全国へ、新しい才能をどんどん紹介していこうという試みなのだ!

ここまで書いて気づいたのだが、〈京音 -KYOTO-〉のコンセプトはそのまま『ki-ft』にも当てはまる。当サイトにも自薦他薦問わずどんどん情報を送ってほしい。〈京音 -KYOTO-〉にエントリーするついでに! とか、〈京音 -KYOTO-〉で見たこのバンドかっこよかった! とか、そうやって関西シーンが活性化していくなら、それほど嬉しいことはないと思う。

3月20日追記
4月15日にソロ・アルバム『岸田 繁のまほろ劇伴音楽全集』をリリースする岸田繁(くるり)のゲスト出演もアナウンスされた。

DENIMS
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she said
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Seuss
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