【インタビュー】LINE wanna be Anchors

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そして、「今日、いい日やったな」って思ってほしい。

──先ほど、「映画のエンドロールや街の風景に合う音楽」っておっしゃっていましたが、それってすごく生活に密着していると思いました。映画の本編が聴いている人の生活だとしたら、エンドロールって本編に彩りを与えるものやと思うし、街の風景でも同じことがいえると思います。だからその阿部さんの発言から、生活に寄り添う音楽ってものを作りたいのだと感じました。

本編がすごく良くてエンドロール聴いてさらに良いっていう映画のように、エンドロールまでちゃんと感動できる作品は素晴らしいと思うし、そういう音楽を作りたいって思う。そして、「今日、いい日やったな」って思ってほしい。

──そういうメッセージを発していこうとしたときに阿部さんは上京とかって考えたことありましたか? 東京に対する憧れとか……。

東京なー、結構行ったことあったんよ、遊びで! 人が多いなって思った。それくらいかな。うーん、逆にやけど、「田舎ですら1位をとってない人間があんな人口の多い東京に行ったところで何ができるのか」っていうのがあって。まずは関西で1番にならないと、東京に行ったところでそれに満足してしまうかもしれないし……。憧れはないかな。

──現在、阿部さんは大学生ですけど就活とか将来についてどう考えていますか?

決まってないかな、バンド次第。フリーターでバンドマンってよくいる。けど、実態ってバイトで1日7~8時間稼いで、週5拘束される。ひとつ利点があって、いつでも日付が空けられること。金だって、体力的にも正社員のほうがいいと思う。何でそんなこと聞いたの?(笑)。

──やっぱり就活は学生が悩むことやと思うし、世の中にもバンドと就活で悩んでいる学生も多いのではないかなと思って質問しました(笑)。

結論からいうと全然できるよ! でも好きなことを仕事にしたら嫌いになるって当たっていると思う。しかも、売れて、名前が通れば通るほど。そこで信頼できるパートナーっていうのがすごく大事になってくると思うし、そういう人としか仕事はしないって決めている。会社に勤めることで人脈も広がるし、利点が多いと思う。

──バンドしながら働くことに肯定的なのですね。

何より今、CDとか全く売れない時代になって、自分の生きる術として働かないといけないと思う。だからこそ、“売れる”っていうことを目標にしたら終わりだと思う。売れた瞬間に終わるし、一発屋芸人になってしまう。そうではなくて、息の長いバンドになりたい。

──それはすごく大事なことだと思います。強い意志を感じました。阿部さんのなかで“生活”っていうものが軸にあって、その上で音楽をすごくいい距離感で見つめられているし、それが曲にも反映しているのだと感じました。

カート・コバーンとかロックに生きてロックに死ぬっていう人間も、もちろんいいと思うけど、せっかく生まれてきたから、俺生きていかないといけないなって思って(笑)。俺、生きたい方の人間やけん。

Author Profile

奥田 みお

1993年京都生まれの大学3回生


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