CRUNCH『ふとした日常のこと』リリース・パーティー: at 名古屋鶴舞K.Djapon: HUSH, apple light

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CRUNCH: ふとした日常のこと

2014年5月25日
CRUNCH『ふとした日常のこと』リリース・パーティー
at 名古屋鶴舞K.Djapon
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山小屋のような落ち着く内装、鶴舞K.Djaponはキャパ80人の親密な空間。「まるごと東京に持って帰りたい」とはトクマルシューゴがここで演奏した際に語った言葉、それも思わず口をついて出たという風に宙を仰ぎながら。上を通る列車に思いを馳せたのかもしれない(このハコはJRの高架下にある)。フロアとステージの間に仕切りがないこの場所は、観客を盛んにステージに巻き込む彼には好都合なのだ。

これはクッキーシーン編集長伊藤英嗣のDJで地元バンドが演奏した夜の話だ。ギター・バンドHUSHはティーンエイジ・ファンクラブ、荒井由実のカヴァーを演奏して自らのルーツを示し、その後はハポン特製カレーを男4人全員で注文し、時にDJで踊りながら過ごしていた。女性ツイン・ヴォーカル・トリオCRUNCHはドリーム・ポップにもノー・ウェイヴにも振れない演奏で場の空気を変えた。空間系エフェクトを巧みに用いた「Simple mind」という曲は、宇多田ヒカルの曲にインスパイアされたアレンジで、バンドマンからすれば逆にその発想はない、J-POPとポスト・パンクが溶け合った音。

2階の椅子やソファーでティーを注文してくつろぐ人々もいる。家族連れでも楽しめる。元アート・スペースがカフェ兼ライヴ・スペースとして生まれ変わった、小さな隠れ家的風情ながら防音対策もされ大音量に耐え得る。その日は他にグランジ、シューゲイザーから影響を受けつつ、叙情的SSWの風情もたたえる男女ツイン・ヴォーカルの4人組ギター・バンドapple lightも出演していたが、十分満足のいく音響だった。ハポンへのアクセスはJR北口から千種方面へ徒歩3分。食事はカレー、ガパオライス、ウインナーなど。アルコールだけでなく各種ティーも充実したオーガニック・カフェで、ふらっと立ち寄るにもいい場所だ。HomecomingsやHi, how are you? といった京都の若手アーティストも、名古屋に来ればここで演奏している。

名古屋鶴舞のライブハウス - 空き地 - K.Djapon(ケーディ・ハポン)

名古屋鶴舞のライブハウス – 空き地 – K.Djapon(ケーディ・ハポン)