タグ : Gotch

【ライヴレビュー】りんりんふぇす2014(Gotch、三輪二郎、寺尾紗穂ほか)

Pocket

りんりんふぇす 本秀康デザインのフライヤー

りんりんふぇす2014(Gotch, 三輪二郎, あだち麗三郎クワルテッット, ソケリッサ, 新倉壮朗, 寺尾紗穂)2014年12月7日
本秀康デザインのフライヤー

「君のやることで何も変えられないと、もし言われたとしたって、僕は歌うのをやめない」。ビッグイシューを広めるイベント『りんりんふぇす』のステージでGotchこと後藤正文は宣言する。ギターを休めハーモニカを取り出しながら「一人で作ると女の子の曲ばかりになっちゃう。バンドでは少年性を開放してるから、独りだと、ほら、ハーモニカも上手くはめられなかったり」とも。ビッグイシューはホームレス支援だけでなく、障害者、自閉症、LGBTといった社会的弱者、マイノリティーについて考える記事も豊富だ。ジェンダーや手先の器用さ、バンドに居ることの安心感について後藤が言及したのはそれを意識して? とは考えすぎか。

続きを読む

【インタビュー】【レビュー】Gotch『Live in Tokyo』

Pocket

Gotch: Live in Tokyo

Gotch
Live in Tokyo
only in dreams, 2014年
BUY: Amazon CD & 2LP+CD, タワーレコード

ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文がGotch名義でリリースした『Can’t Be Forever Young』は2014年を代表するアルバムの一つだ。「Lost/喪失」を始めとする、30代も半ばを過ぎた自身の心情と、3.11以降の世相を重ね合わせたような歌詞。そして現代のインディー・ロックから、フォーク、カントリー、ブルースに至るまでアメリカの音楽の歴史を俯瞰したサウンドには、私たちの未来、これからとるべき行動を考えるにあたって、重要なヒントがあると思うのだ。

そして11月19日にはアナログ2枚組LP盤(+CD)でツアーでのセット・リストを丸ごとパックした『Live in Tokyo』が発売。11月28日には新曲「Route 6」の7インチ(+CD)、12月2日には、翌日の『Live in Tokyo』CD盤発売に先駆け、後藤正文責任編集による『THE FUTURE TIMES』第7号が配布開始される。このインタビューは、後藤がそのタイミングで、海外メディアbeehype(ビーハイプ)の取材(『2014年、日本の聴くべきインディー・ミュージック50枚』)に応じて語った内容の日本語版である。(質問文作成・レビュー:稲垣 有希 / 作成協力:松浦 達(musipl) / 本文・構成:森 豊和

続きを読む

Gotch: Can’t Be Forever Young

Pocket

Gotch: Can't Be Forever Young

Gotch
Can’t Be Forever Young
only in dreams, 2014年
BUY: Amazon CD , LP & MP3, iTunes

例えるなら、フォトモザイクのような作品だ。遠くから見ると1枚の絵だが、近寄って見てみると小さな写真が何枚も集まって一つの大きなアートを作り上げている。今作においてのピースは、日常を切り取ったような歌詞に表情豊かな登場人物。多彩なゲストミュージシャンたち。皮肉、恋、執着。これらが集まって浮き立たせるのは、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文。そして「死」という最大のテーマだ。

続きを読む