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くるみのこと~葉山久瑠実4thミニ・アルバム『レッツゴーあの世』発売記念特別インタビュー~

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くるみのこと~葉山久瑠実4thミニ・アルバム『レッツゴーあの世』発売記念特別インタビュー~

くるみのこと~葉山久瑠実4thミニ・アルバム『レッツゴーあの世』発売記念特別インタビュー~

はじめに

コミカルとシニカルが融合した歌詞に熱のこもるピアノ演奏。しかし、その歌声はビリー・ホリデイのような、どこか暗く虚無感に満ちあふれ、私の耳を惹きつけて離さない。気がつけばそのアーティストの音源を何度も繰り返し聴いていた。(葉山久瑠実『イストワール』のレビューより引用)

以前、このki-ftで彼女のミニ・アルバム『イストワール』を取り上げた時、作品のインプレッションを私はこう語った。この出会いから4年。あれから何度となく葉山久瑠実のライヴに通っているのだが、不思議なもので何度も観ているはずなのに今だに彼女が凛々しく歌う姿には新鮮な驚きと底知れぬ魅力を感じてしまう。そして葉山久瑠実のことを知れば知るほど「葉山久瑠実という人物が何者であるか?」とわからなくなってしまう。

そんなタイミングで発売された4thミニ・アルバム『レッツゴーあの世』を聴いて私は大変に感動した。それは本作がまさに彼女と言う人間を現した集大成的な作品であり、私が観てきた4年間を捉えたドキュメンタリーのような作品だったからだ。だからこそ、このタイミングで現時点における彼女の記録を残しておきたい、そして長年思っていた疑問を彼女へぶつけてみたい、という気持ちを掻き立てられた私は葉山久瑠実へインタビューを行った。

結果的にこのインタビューは葉山久瑠実と言うアーティストの歩みを記録しながらも、葉山久瑠実の活動をずっと追い続けた人にとっては彼女に対して抱えてきたいくつもの「?」に回答した内容になっているだろうし、最近になって葉山久瑠実を知った人にとっては彼女の音楽の秘密を探る最適なガイドになっているだろう。そして音楽を愛する人々~特に一人で曲を作り歌うシンガーソングライターにとって~このインタビューはきっと続ける事の大切さやヒントを教えてくれるはずだ。そう世間からよく思われることよりも、自分が心からやりたいことを見つけ出すことを。そして自分らしく歌っていくことのほうがずっと大切であるということを。(インタビュー・構成・編集:マーガレット安井

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【ライヴレビュー】葉山久瑠実復帰記念企画『しあわせ売り場はどこですか?』at 梅田シャングリラ

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【ライヴレポート】葉山久瑠実復帰記念企画『しあわせ売り場はどこですか?』at 梅田シャングリラ

【ライヴレポート】葉山久瑠実復帰記念企画『しあわせ売り場はどこですか?』at 梅田シャングリラ

長らくお待たせ致しました。
会場でお会いしましょう。

彼女がTwitterでツイートしてからこの日をどれだけ待っていたか。ゴールデンウィーク明けた5月10日の火曜日。大粒の雨が降る中、私は梅田シャングリラへと足を運んだ。彼女の、そう葉山久瑠実のライヴを観るために。

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【レビュー】女は怖い | 葉山久瑠実『いてもいなくても一緒だよ?』

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葉山久瑠実『いてもいなくても一緒だよ?』

葉山久瑠実
いてもいなくても一緒だよ?
dont care records, 2016年
BUY: Amazon CD, タワーレコード

今回『いてもいなくても一緒だよ?』を聴くにあたり、改めて過去にリリースされた作品を聴き直していたのだが、その時に「葉山久瑠実というアーティストはブラック・ユーモアのセンスがあるアーティストなのかもしれない。」と、そんなことを感じた。以前、このki-ftで葉山久瑠実の『イストワール』をレビューしたときに、生々しいながらもコミカルとシニカルが融合した歌詞と、一歩引いて客観的に見る構成が彼女の魅力であるという事を書いたのだが、それはブラック・ユーモアという差別や偏見といった笑えない事を、皮肉やユーモアを交えて描くときに生きる要素ではないかと考える。そして、顎関節症により歌手活動を約1年休止していた彼女が2月5日にリリースする本作は、まさにこのセンスが思う存分に活かされた形で女性というものを描いた作品となっている。

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【ライヴレビュー】自分の心と向き合い、元気をもらった一日 – MINAMI WHEEL 10月12日

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社会人3年目ともなると、なんとなく仕事もうまくいかなくて人間関係もなんだか微妙、極めつけには失恋。折角の10月の3連休の中日、ついてない今日この頃だけど、いろいろなライヴを見ながら騒ぐのにはもってこいの日だ。

10月の3連休、大阪ミナミでは、FM802が主催する〈MINAMI WHEEL〉(以下、ミナホ) というライヴ・サーキット・イベントが開催される。会場はアメリカ村を中心に、西はおしゃれな南堀江、東は飲み屋街が広がる東心斎橋まで広域に渡る。このような中をお揃いのパスを首から下げたお客さんが昼過ぎから夜の21時過ぎまで、音楽を求めて歩き回る姿はミナホの風物詩の一つである。

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葉山久瑠実: イストワール

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葉山久瑠実: イストワール

葉山久瑠実
イストワール
自主制作, 2014年
BUY: 葉山久瑠実 公式サイトにて郵送販売

ある日、パソコンでKANA-BOONやHAPPY等を輩出した音楽コンテスト『eo Music Try』のホームページを見ていた。様々な音源に耳を傾ける中、あるアーティストの唄に思わず体が硬直した。コミカルとシニカルが融合した歌詞に熱のこもるピアノ演奏。しかし、その歌声はビリー・ホリデイのような、どこか暗く虚無感に満ちあふれ、私の耳を惹きつけて離さない。気がつけばそのアーティストの音源を何度も繰り返し聴いていた。これが葉山久瑠実との出会いである。

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