タグ : THE FULL TEENZ

ki-ftレビュアーが選んだ2016年ベストディスク

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ki-ftレビュアーが選んだ2016年ベストディスク

ki-ftレビュアーが選んだ2016年ベストディスク

ki-ftで毎年恒例となったベストディスクの発表。各ライターのテキストを読んで頂くと分かるように、2016年の音楽シーンで話題となったことにはほとんど触れていないため、他サイトや音楽誌とは似ても似つかぬランキングになっている。強いて言えば、関西音楽にスポットを当てているので、ローカルミュージックの面白さに気付いてもらえるような作品が出揃った。今年の8月末に音楽ライター講座in京都の講師を務める岡村詩野の主宰レーベル〈Helga Press〉からリリースされた『From Here To Another Place』のレビューを読んでから本記事を見て頂くと、今日における関西音楽の層の厚みが分かるのではないかと考える。ki-ftでは春以降に『現代関西音楽帖 Vol.2』を刊行予定ということも合わせて伝えておこう。(ki-ft 編集長・山田慎)

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【ライヴレビュー】ボロフェスタ2016 at KBSホール

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KBSホールで行われたボロフェスタ2016

KBSホールで行われたボロフェスタ2016

ボロフェスタ祝15周年! 2002年に京都の若者4人が手弁当で始めたローカルフェスが、今年もKBSホールで開催された。15年経って主催者4人もアラフォー、そのキャリアは四方に散った。飯田仁一郎はLimited Express (has gone?)を率いながら、音楽配信サイトOTOTOYもリアル脱出ゲームのSCRAPも運営、ミュージシャン・マインドでビジネスの世界もサーフライドしている。ゆーきゃんは京都を出て行って地元富山に帰ったが毎年ボロフェスタにはいる相変わらずの存在。二条のライヴハウスnano店長のMC土龍は京都音楽シーンのアニキ的存在に。そしてもう一人の加藤隆生(ロボピッチャー)はボロフェスタを離れてしまってしばらく経ち、すっかりSCRAPの代表・ゲームクリエイターとして時代の寵児となった。

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現在関西音楽帖【第2回】~PICK UP NEW DISC REVIEW~

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“よりフットワーク軽く、より定期的、よりリアルタイムに音源作品をレビューしようという、延長線かつスピンオフとなる企画”である「現在関西音楽帖【第1回】~PICK UP NEW DISC REVIEW~」は、意外や意外と(と言ったら失礼だが)、特にツイッター上では反響も大きく、多くの方がki-ftを訪れることとなった。第2回目ではthe oto factory『date course』、Seiho『Collapse』、DENIMS『iggy & pops』、岡崎体育『BASIN TECHNO』、And Summer Club『HEAVY HAWAII PUNK』、SATORI『よろこびのおんがく』、THE FULL TEENZ『ハローとグッバイのマーチ』の7アーティストを取り上げる。夏〜秋フェスなどで見かける機会も多いだろう。アルバムレビューを参考にして欲しい。

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【ライヴレビュー】ボロフェスタ2015

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ボロフェスタ2015 KBSホール入口前の手作りタイムテーブルパネル

ボロフェスタ2015 KBSホール入口前の手作りタイムテーブルパネル

京都の秋の風物詩といえば〈ボロフェスタ〉が思いつく。ミュージシャンやライヴハウスオーナーなどが中心となって、ボランティアスタッフが集まり、DIYで会場を作り出していく様は、一般的な音楽フェスティバルとの大きな違いだ。そして家に帰ってきたような錯覚。アットホームで情熱的な音が鳴り止まない3日間。2015年も京都KBSホールとMETROで行われ、渋さ知らズオーケストラ、くるり、在日ファンク、never young beachなどが出演。ki-ftのライター2名が当日の様子をレポートする。

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【レビュー】THE FULL TEENZ『魔法はとけた』

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THE FULL TEENZ『魔法はとけた』

THE FULL TEENZ
魔法はとけた
生き埋めレコーズ, 2014年
BUY: JET SET

彼らは音楽を“リブログ”する。現実で、そして途方もないインターネットの海で見かけたフェイバリット・ミュージックを、誰よりも速いスピードでスクレイピングし、音に重ねてゆく。

京都在住、20代前半の3人バンドTHE FULL TEENZは僕よりも10ほど歳が離れているのであるが、自分と同世代バンドと活動方法が異なり、それが実に新しく見える。my letterもインタビューで応えていたが、30代のハードコアパンク・バンド、あるいはDIY精神を掲げて行動した音楽家たちは、現場を中心に考え、それこそリアルにつながりを求めた。音楽性も大変近いところにあり、リスナーたちもそれを好む者が多かったはずだ。ファンジンやテープまたはレコードでリリースするなど、行動には芯そのものが太く、シーンが結成されていった。一方でTHE FULL TEENZは制約を求めず、フリーキーに音楽をやっているように見える。

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