
例えば気持ちやったりとか、決意やったりとか、全部を音に変えてぶつけるのがうちらやと思うし。
──みなさん高校生ですが、いろんな夢があると思うんです。例えば、女の子だったらファッションとか。なぜ音楽で革命を起こしたいんですか? 何がЯeaLをその気持ちにさせるんですか?
Ryoko : 逆に言ったら音楽しかないんですよ。
Aika : うん、音楽しか残ってないよね。
Ryoko : Fumihaは? 今音楽やめたら何する?
Fumiha : 今やめたら大学行かなあかんよな勉強して。バンド以外夢ないもん別に。
Ryoko : 現実的やな(笑)。4人ともなんですけど音楽しかないっていうか、バンドでこうやってやることしか考えてないっていうか。
Yurika : 理由としてはそれぞれ個人的にいっぱい思いもあるとは思うけど。
Ryoko : まとめて言うとこれしかないっていうか、逆にこれがなくなったらほんとになくなってしまうよな。
Aika : ニート。
Ryoko : 間違いない(笑)。
Yurika : これしてなかったらどうしてるやろって思う。
──他に興味のあることは?
Ryoko : 昔はいっぱいありましたけど、今はほんとにこれしかないなっていうか、逆に音楽がいいなって思いますね。
──それはなぜですか?
Ryoko : いろんな人に触れたからやと思います。初めはギターを持つのも嫌やったし、バンドで歌うのも嫌やったんですけど、いろんな人に出会って、企画して、ワンマンして、そうやってファンの顔を見てたら、私は一生この顔を見続けたいなって、心から思うので。それは他でも見れるんかもしれんけど、バンドとして、ЯeaLとしてずっと見ていきたいなって思うし、何かを表現していたいっていうか。
──何かというと?
Ryoko : 例えば気持ちやったりとか、決意やったりとか、全部を音に変えてぶつけるのがうちらやと思うし。これ以外のこと考えられないっていうか。寝ても覚めても音楽、寝ても覚めてもЯeaLですね。
Aika : 予定もЯeaLばっかりです。
Ryoko : ヤバいよな(笑)。
Yurika : そう! 一ヶ月の予定何から組むってЯeaLのスタジオから組むし(笑)。
Ryoko : 学校の次ЯeaLで、それからバイトやったりとか遊ぶ予定とか(笑)。
Yurika : 遊びはほぼないけどね。もうほぼЯeaLЯeaLЯeaLЯeaLあれ? みたいな(笑)。でもそれが日常やし。
Ryoko : 逆にЯeaLで埋まらんかったほうが「え、なんか大丈夫なん?」みたいな。
Yurika : 一週間会わんかったら久しぶりみたいな(笑)。
Fumiha : 二ヶ月くらいぶりに感じる。
Yurika : うん、なる! Yurikaのスタジオ入ってくるテンション(笑)。「久しぶりー!!!」(笑)
Ryoko : 一週間会わんかっただけでさЯeaLなんちゃらの再会みたいな(笑)。
Yurika : 感動の再会とかつぶやく(笑)。
Yurika : たかが一週間、二週間やであのときは。二週間会ってなかったらもう二年会ってない気分。
Aika : テスト期間やったしな。
Ryoko : オーストラリア行っとったしな。
──オーストラリアに行って何か影響を受けましたか?
Ryoko : ギター買って帰りましたね。
Aika : おみやげはくれへんかったけど。
Ryoko : ギター代で100円ぐらいしか残ってなかった。でもなんか日々の悩みがちっぽけやなって思いましたね。例えば歌上手くないわとか、ギター上手くならへん、どうしようって悩んどったんですけど。すごい広いビーチに行ったんですよ。ゴールドコーストかな。行ったら360度海やって広くて。
Fumiha : それ死ぬで。
Ryoko : なんかわかる? 太平洋じゃないわ境界線が見えてんねん。
Fumiha : 後ろ見てみ、死ぬで。
Ryoko : 溺れてるわけじゃない(笑)。
Yurika : 180度ぐらいにしとこか?
Ryoko : そやな、180度(笑)。ほんま境界線が見えてたっていうか、そういう海で静かにおったらなんかアホみたいやなって。例えばこのバンドで10年、20年続けていくんやったら今のこんな悩みなんかちっぽけやし。人生って長いじゃないですか? 何を悩んでんねやって思いましたよね。
──なるほど。
Ryoko : 外国人が優しい! フレンドリー!
Yurika : そうなんや!
Ryoko : なんかな顔によくわからんもん描いとってん、アボリジニ(オーストラリアの先住民族)のアートみたいなん。「You are crazy!」って言われて「Oh!」みたいな感じ。
Yurika : 「You are crazy!」って「あなたは狂ってる」って言われてるやんこいつ(笑)。
Ryoko : しかも笑いながら「あなたは狂ってる」って言われたから「ありがとう!」みたいな会話をしとった(笑)。しかもどこのエレベーター行っても言われんねん「Oh!」みたいな(笑)。
Fumiha : それバカにされてんで。
Aika : ありがとうじゃないで。
Yurika : ヤバいね、もう顔からクレイジーが伝わってるっていう。